公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.73解説

 問 題     

図のようなネットワーク式工程表で作業 A~H を実施するとき、クリティカルパスの工期は
いくらか。ただし,図の数字は所要日数を,破線矢印はダミーを表している。

1. 49 日
2. 50 日
3. 51 日
4. 52 日
5. 53 日

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

クリティカルパスを求める問題では
「最速時間」「最遅時間」をそれぞれの段階に対して求める
→ 余裕時間(「最遅ー最速」)が0の所をつなぐ
→ クリティカルパスが見つかる という流れが定石です。

「最速時間」は原則として、左から右に向かって時間を足していけば OK です。この際、ある点に向かう経路が複数ある時、「遅い方の時間」を書き込むのが注意点です。

まず
1通りしか行き方がない点までの最速時間を、黒数字で書き込んだのが下図です。

2通り以上経路がある場合に「遅い方(数字が大きい方)の時間」を書き込んだのが下図となります。まず、ここまで、自分でも確実にできるように確認してみてください。

A ~ H を実施するとき、クリティカルパスの工期は、上図より明らかに 52 日とわかります。クリティカルパスも見つけれるように、以下の最遅時間も、自分で埋めることができるように練習してみてください。

最遅時間は、最速時間とは逆に「右から左に向かって」時間を「引いて」いけばよいです。そして、複数経路ある場合は「速い方(数字が小さい方)の時間」を書き込んでください。以下のようになります。余裕時間が0の所を赤丸で囲っています。

以上より、正解は 4 です。
類題 H28no40

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