公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.71解説

 問 題     

表は,器高式水準測量の結果を示す野帳である。
測点 D の地盤高はおよそいくらか。

1. 11.543 m
2. 11.660 m
3. 11.926 m
4. 12.262 m
5. 13.055 m

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

前視、後視のイメージが、以下の図の通りです。
測点に 標尺(スタッフ)と呼ばれる長い目盛付きの棒を立てて、レベルという水平に目盛を読む器械で読みます。

 

与えられた野帳を読み取って、イメージしていきます。
一番上の行から、以下の図のように読み取れます。

A の器械高
12.000 + 3.011 = 15.011 となります。

次に、B の前視が 2.292 となっているので
B の地盤高が 15.011 ー 2.292 = 12.719m と読み取れます。以下のようなイメージです。

そして、B の後視が 2.894 m なので
次のレベルで読んだ器械高が 12.719 + 2.894 = 15.613m となります。この器械高が、測点 C,D においても共通の器械高となります。

測点 D に注目すれば
前視が 3.351 なので、15.613ー3.351 = 12.262m が地盤高とわかります。

以上より、正解は 4 です。
類題 H28no71

 

コメント