公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.49解説

 問 題     

図のように,水平面と角 Θ(0° < Θ < 90°)をなす粗い斜面上において,質量 m の物体が静止している。このとき,斜面に対して垂直な方向に,物体が斜面から受ける力 R の大きさとして最も妥当なのはどれか。ただし,重力加速度の大きさを g とする。

1.mg
2.mg sin Θ
3.mg cos Θ
4.1/2 × mg sin Θ
5. 1/2 × mg cos Θ

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

質量 m の物体だから、mg の力が下向きにかかるのですが、この mg を「斜面方向」と「斜面に対し垂直な方向」に分解します。斜面に垂直に作用する力が mg cosθ とわかります。下図のようになります。

静止しているため、この力と R が等しくなります。従って、R = mgcos Θです。

以上より、正解は 3 です。
類題 H30no53

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