公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.11解説

 問 題     

図のように,天井に固定された軽い定滑車と,質量 m の荷物を取り付けた軽い動滑車に糸を通し,その糸を引いて荷物を床から持ち上げた。荷物がこの状態で静止しているとき,加えている力 F の大きさと
して最も妥当なのはどれか。

ただし,摩擦は無視するものとする。また,重力加速度の大きさを g とする。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

滑車の基本知識として
「地面や天井とつながっていれば定滑車。定滑車は力の方向を変える」、「一本の糸にはたらく力の大きさはすべて等しい」です。(H24no10 国家一般職 土木職過去問)。滑車のひもにかかる力は以下の図のようになります。

また、質量 m の物体には、下向き mg の力が働きます。

そして、荷物がこの状態で静止している、ということなので、上向きの 力 2F と、下向きの力 mg が等しいとわかります。 mg = 2F です。従って、F = mg/2 となります。

以上より、正解は 3 です。

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