公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.8解説

 問 題     

図のように,xy 平面上において曲線 y = x2+ 12 と曲線 y = 4x2 で囲まれた領域の面積はいくらか。

1. 8
2. 16
3. 24
4. 32
5. 40

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

解法1【面積の概算】

与えられた図は、少し縦横の縮尺が、おそらく印刷の都合上修正されています。できるだけ手元で正確な図を書いてみると、以下のような細長いグラフとなることがわかります。

斜線部の大体の面積を求めます。下図のように注目します。

64-40=24が大体の斜線部の面積と概算できます。

そして
細長い三角形が斜線部を相当えぐっているように見えるため、斜線部は24より少し大きいと考えられます。そのため、24より大きいもので、24に近いものを選べば、正解は 4 です。


解法2【定積分による面積計算】

斜線部は x = -2 ~ 2 において、上端は y = x2 + 12 、下端は y = 4x2 に挟まれた部分です。このような部分の面積は  ∫ (上端の式ー下端の式)の 定積分で計算することができます。

まず、不定積分をすると、以下のようになります。

不定積分で求めた式に対して
「上に書かれた小さな数値を代入した値ー下に書かれた小さな数値を代入した値」 が 定積分です。

x = 2 を代入すると 16、x = -2 を代入すると ー16 なので、定積分の結果 32 という値が出てきます。以下のようになります。

以上より、正解は 4 です。
類題 H30 no7

 

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