公務員試験 2019年 国家一般職(土木) No.38解説

 問 題     

我が国の港湾に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 重要港湾とは、国際戦略港湾以外の港湾であって、国際海上貨物輸送網の拠点となる港湾として政令で定めるものをいう。

㋑ 国際戦略港湾の港湾管理者は、港湾計画を定め、又は変更しようとするときは、地方港湾審議会の意見を聴かなければならない。

㋒ 国際競争力の強化を重点的に図ることが必要な国際戦略港湾には、京浜港、名古屋港、大阪港、博多港が指定されている。


1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

【港湾の基礎知識】
我が国の港湾は、国際戦略港湾、国際拠点港湾、特定重要港湾、重要港湾、地方港湾に分類されます。国際戦略港湾は、京浜(東京港・横浜港・川崎港)、阪神(大阪港・神戸港)の 5 港です。


㋐ ですが
重要港湾は、国際戦略港湾及び国際拠点港湾以外であって、海上輸送網の拠点となる港湾その他の国の利害に重大な関係を有する港湾として政令で定められた港湾です。㋐ は誤りです。

㋑ は妥当です。
港湾管理者は概ね「都道府県」や「市」です。地方港湾審議会は、学識経験者、港湾関係者、関係市町の長、国の行政機関、県職員などからなります。

㋒ ですが
名古屋港、博多港は指定されていません。㋒ は誤りです。


以上より、正解は 3 です。

類題 H28no38
https://yaku-tik.com/koumuin/h28-doboku-38/

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