公務員試験 2019年 国家一般職(土木) No.21解説

 問 題     

図のような構造物 A、B、C のうち静定構造物のみを全て挙げているのはどれか。


1.A
2.A、B
3.A、C
4.B
5.B、C

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

静定構造物であれば n + s + r – 2k = 0…(1) が成り立ちます。

n = 反力数
s = 部材数=支点 or 節点(ー◯ー)で区切られた区間
r = 剛接接合材数:ばきっと折れてる部分で区切る
k = 節点数(支点含む) です。


A ですが
固定支点なので、1 つの固定支点ごとに 反力が 3 あります。従って、n = 3 × 2 = 6 です。部材数は 3 です。r = 0 です。k = 4 です。

(1) の右辺を計算すれば 6 + 3 + 0 – 2 × 4 = 1 ≠ 0 です。静定構造物ではありません。これにより、正解は 4 or 5 です。また、B は静定構造物とわかります。


C ですが
ピン支点なので、1 つの支点ごとに 反力が 2 あります。n = 2 × 2 = 4 です。部材数は 3 です。 r = 1 です。k = 4 です。

(1) の右辺を計算すれば 4 + 3 + 1 – 2 × 4 = 0 です。静定構造物とわかります。


以上より、正解は 5 です。

類題 H25 no21
https://yaku-tik.com/koumuin/h25-doboku-21/

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