問 題
通性嫌気性細菌の脱窒素反応において、6molのNO3–を還元して窒素にするために理論的に必要とされるメタノール(CH3OH)量のmol数として、正しいものはどれか。
なお、有機物は細胞合成には使用されず、呼吸にのみ消費されるものとする。また、硝酸を窒素に還元する際の反応式とメタノールを酸化する際の反応式は以下のとおりである。

- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
正解 (4)
解 説
本問は、6molのNO3–に相当するCH3OHは何molかという問題です。過去には化学反応式なしの類題が出題されたこともありますが、今回は化学反応式が与えられているため、難易度は低いです。

まず、2つの化学物質で共通しているものを探すと、「H++e–」であることがわかります。このほかH2Oも共通ですが、水中には無数のH2OがあるためH2Oの増減に注目しても参考にはなりません。
次に、NO3–が6molあるときに「H++e–」は何molあるのかを考えると、1つ目の式の係数の比から「H++e–」はNO3–の5倍量あるはずなので、6×5=30molだとわかります。
続いて、「H++e–」が30molあるときにCH3OHは何molあるのかを考えると、2つ目の式の係数の比からCH3OHは「H++e–」の1/6倍量なので、30/6=5molになるとわかります。
よって、CH3OHは5molとなるので、正解は(4)です。

コメント
NO3-とeーで-の長さあるいは文字が異なるのはなぜ?
半角ハイフンに統一しました。