問 題
各種燃料に含まれる硫黄分(質量%)について、JISで規定されている上限値が最も小さいものはどれか。
- 1号灯油(燃料電池用を除く)
- 2号灯油
- 1号軽油
- 1種液化石油ガス
- 2種液化石油ガス
正解 (3)
解 説
見慣れない設問であるため、各選択肢の上限値がわからず、一見すると難しく感じてしまうかもしれません。しかし、基本的な知識さえ頭に入っていれば、実は正解を選ぶのはあまり難しくない問題であるともいえます。
問われているのは、硫黄分の上限値が最も小さいものです。ここで、選択肢にこだわらず、硫黄分の少ない燃料といえば「軽油」と「ガソリン」であると連想したいところです。
軽油はディーゼル車の燃料として、ガソリンはガソリン車の燃料として用いられていますが、これら自動車の排出ガスから硫黄分をなるべく出さないように、軽油とガソリンの硫黄分の許容限度は「0.001質量%」と定められています。
軽油の分類(計5種類)やガソリンの分類(計2種類)に関わらず、いずれであっても、硫黄分は0.001質量%以下でなくてはなりません。
その他の灯油や重油、液化石油ガスなどはもう少し条件が緩くなるため、選択肢の中では(3)の「1号軽油」が硫黄分の上限値が最も小さいと判断することができます。
よって、正解は(3)です。
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