問 題
横流式沈殿池に1日当たり600m3の排水(沈降速度1cm/分の粒子が懸濁)が流入している。粒子除去率70%を得るための面積(m2)として、最も近いものはどれか。
ただし、池内に乱れや短絡がなく、水の流れは平行であり、かつ粒子は沈降の過程で沈降速度が変わることがないとする。
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正解 (3)
解 説
この沈殿池の表面積をA[m2]とすると、1日あたりに流入する排水の全量が600[m3/day]なので、表面積あたりの水処理の負荷の大きさは次のように表すことができます。
一方、粒子の沈降速度は1cm/分なので、1日あたりに換算すると、以下のようになります。
つまり、600[m3/day]の水を処理にあたって、理論的な表面積あたりの負荷は600/A[m/day]であるのに対して、実際に沈降させて処理できる分は14.4[m/day]ということになります。これらの兼ね合いとして粒子除去率が70%になるので、これを数式にすると以下のように書くことができます。
よって、これをAについて解けば、求めたい表面積を算出することができます。
以上から、正解は(3)となります。
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