問 題
次の3種類の産業廃棄物を2018(平成30)年度における最終処分比率(最終処分量/排出量)の高い順に並べたとき、正しいものはどれか。
- 廃プラスチック類 > ゴムくず > 燃え殻
- 廃プラスチック類 > 燃え殻 > ゴムくず
- ゴムくず > 廃プラスチック類 > 燃え殻
- 燃え殻 > 廃プラスチック類 > ゴムくず
- ゴムくず > 燃え殻 > 廃プラスチック類
正解 (5)
解 説
最終処分比率(最終処分量/排出量)が問われるのは出題傾向から見ても珍しい上、ゴムくず・燃え殻・廃プラスチック類の順位は年度によって変動が激しいです。そのため、個人的には、この問題は捨て問題にしてしまっても仕方ないと思います。
一応解説を示しておくと、2017(平成29)~2020(令和2)年度における最終処分比率(最終処分量/排出量)は次の通りです。
- 2017年度:ゴムくず(35%) > 燃え殻(27%) > 廃プラスチック類(15%)
- 2018年度:ゴムくず(37%) > 燃え殻(17%) > 廃プラスチック類(15%)
- 2019年度:燃え殻(23%) > ゴムくず(18%) > 廃プラスチック類(15%)
- 2020年度:燃え殻(22%) > ゴムくず(19%) > 廃プラスチック類(16%)
上記の通り、年度によらず廃プラスチック類がこの中では最も低い比率なので、正解は選択肢(5)だと判断することができます。
しかし、廃プラスチック類が低いのはこの3つの比較の中での話です。調査対象19項目の中では4位となる年もあるので、どの産業廃棄物が出題されるか、選択肢の並びがどうなるかによっては解答が難しいと思います。そのため、やはり捨て問題だと割り切るのが妥当だと感じてしまいます。
より詳細なデータを参考にしたい方は、産業廃棄物の排出及び処理状況等(環境省のHP)を参照してください。
コメント
誤りでしたらすみません。
H29(2017年)の最終処分の比率は
ゴムくず> 燃え殻 > 廃プラスチック類になると思いました。
引用:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00650102&kikan=00650&tstat=000001139286&cycle=8&stat_infid=000031932664&tclass1val=0
最終処分の比率が高い廃棄物は、ゴムくず(35%)、燃え殻(27%)、ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず(18%)、廃プラスチック類(15%)等 より
そうですね、修正しました。
ご指摘ありがとうございます!