問 題
騒音・振動の状況に関する記述中、(ア)~(ウ)の中に挿入すべき語句・数値の組合せとして、正しいものはどれか(令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書による)。
- 騒音苦情件数は、振動苦情件数の約( ア )倍である。
- 発生源別の苦情件数は、振動では( イ )が最も多い。
- 近隣騒音は、騒音に係る苦情全体の約( ウ )%を占めている。
- ア イ ウ
- 10 建設作業振動 7
- 10 工場・事業場 17
- 5 建設作業振動 7
- 5 工場・事業場 7
- 5 建設作業振動 17
正解 (5)
解 説
( ア )について、騒音苦情件数は約16000件、振動苦情件数は約3400件なので、件数の比は約5倍となります。よって、( ア )には「5」が入ります。
( イ )について、振動の苦情件数は建設作業振動が圧倒的に多く、例年60~70%程度を占めます。次いで工場・事業場振動となりますが、その割合は20%弱です。よって、( イ )には「建設作業振動」が入ります。
( ウ )はやや難しい問題です。( ア )と( イ )で選択肢は(3)と(5)に絞られているので、この2択は運任せにしてしまっても仕方ないかもしれません。
騒音に係る苦情といえば、1位が建設作業騒音で例年30~40%程度、2位が工場・事業場騒音で30%弱となっています。しかし、今回問われているのは近隣騒音であり、その割合が7%か17%かが問われています。
実際には、近隣騒音は3位で例年20%弱なので、本問の出題(令和2年版環境白書)では( ウ )は「17%」が正解となります。ちなみに、近隣騒音というのは、営業騒音・拡声機騒音・生活騒音などを合わせた呼び方です。
以上から、正解は(5)となります。
騒音・振動の苦情件数やその内容について、最新の情報をこちらのページにまとめてあります。試験前にはぜひ一度参照しておいてください。
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