R2年 大気特論 問1 問題と解説

 問 題     

気体燃料の性状に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 天然ガスのうち乾性ガスは、メタンのほかエタン、プロパン、ブタンなどを多く含んでいる。
  2. 液化石油ガスは、プロパン、プロピレン、ブタン、ブチレンを主成分とする。
  3. 製油所ガスは、水素及びC1からC4までの軽質炭化水素を主成分とする。
  4. コークス炉ガスの成分は、多い順に水素、メタン、一酸化炭素である。
  5. 高炉ガスには二酸化炭素やダストが多く含まれる。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

(1)に関して、天然ガスは湿性ガスと乾性ガスに大別されます。

湿性ガスは油田から採れる天然ガスのことで、メタン、エタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素が含まれます。

一方、乾性ガスはガス田から採れる天然ガスのことで、その成分は主にメタンのみです。

よって、(1)の文章は「乾性ガス」ではなく「湿性ガス」の説明文になっているため、これが正解です。

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