問 題
水利用における汚濁負荷に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 人の生活に由来する排水(生活排水)の発生源には、し尿と生活系雑排水がある。
- 生活排水中のBOD、COD、全窒素、全りんのうち、1人1日当たり排出される汚濁物質の原単位が最も大きいものはBODである。
- 下水道のうち、雨水と生活排水などを併せて下水処理場で処理する方式は、合流式下水道と呼ばれる。
- 工場からの排水基準が定められていない汚濁物質の中にも、生体影響などのおそれがあるものがある。
- 製造工程で利用される工業用水の回収利用率は、2015年時点で95%に達している。
正解 (5)
解 説
(5)で、工業用水の回収利用率は95%もありません。2015年時点では77.9%でした。細かい数値を覚える必要はないと思いますが、工業用水の回収利用率は2000年以降、約80%で横ばいに推移しています。
よって、正解は(5)です。
また、この問題では(2)も重要事項として押さえておいてください。成人1人が1日当たり排出する生活排水中の汚濁物質の原単位(g/(人・日))は、公害総論のほか水質概論でもたびたび出題されますが、以下のようになっています。
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