R1年 大気概論 問2 問題と解説

 問 題     

大気汚染の状況の常時監視に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)都道府県知事は、環境省令で定めるところにより、(2)大気の汚染(放射性物質によるものを除く。)の状況を常時監視しなければならない。
  2. (1)都道府県知事は、環境省令で定めるところにより、前項の常時監視の結果を、(3)測定から60日以内に環境大臣に報告しなければならない。
  3. (4)環境大臣は、環境省令で定めるところにより、(5)放射性物質(環境省令で定めるものに限る。)による大気の汚染の状況を常時監視しなければならない。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

問題文に該当するのは「大気汚染防止法」第16条(環境基準)と、その施行規則です。

業務でこれを行っている人にとっては簡単な問題である一方、そうでない人にとってはあまり馴染みがないと思われます。出題頻度から見ても珍しい出題といえるので、個人的にはこの問題を捨て問題扱いしてしまっても構わないと思います。

一応正解を示しておくと、(3)の「測定から60日以内に」が誤りで、正しくは「毎年度」となります。

ちなみに、この報告は常時監視の結果なので、1回だけではなく何度も繰り返し報告することになります。それを2か月ごとという高頻度で行うのは、報告する側もされる側もさすがに面倒…という感覚を持てれば、知識がなくても正解を選ぶことができます。

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