環境基準の達成率(大気環境)

試験でよく出題されるのは、該当年度の3年前のデータです。

つまり、令和6年の試験を受けるなら、令和3年度のデータが重要となります(ただし、必ずそうかはわかりませんのでご注意ください)。

また、単年の数値のほか、過去数年の推移を問う問題も多いため、併せて押さえておく必要があります。

※ 大気環境は「一般環境大気測定局」での測定と「自動車排出ガス測定局」での測定に分かれますが、ここでは「一般局」と「自排局」と省略します。

二酸化窒素(NO2)

環境基準:1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。

浮遊粒子状物質(SPM)

環境基準:1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること。

微小粒子状物質(PM2.5)

環境基準:1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること。

光化学オキシダント

環境基準:1時間値が0.06ppm以下であること。

※ 発令延べ日数については3年前ではなく2年前のデータが出題されやすいです。

二酸化硫黄(SO2)

環境基準:1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること。

一酸化炭素(CO)

環境基準:1時間値の1日平均値が10ppm以下であり、かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること。

有害大気汚染物質(環境基準が設定されている4物質)

環境基準:1年平均値が◯mg/m3以下であること(◯は物質ごとに異なるため、以下の表を参照)。

有害大気汚染物質(環境基準はないが指針値がある11物質)

下表において、全測定地点で指針値達成なら○、未達成があれば×

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