H30年 水質有害物質特論 問12 問題と解説

イオンクロマトグラフ法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. ふっ素及びふっ素化合物の検定に用いられる。
  2. 分離カラムの充塡剤(じゅうてんざい)には、一般に、ガラスビーズや活性炭が用いられる。
  3. サプレッサは、溶離液の強電解質を除去して、電気伝導度のバックグラウンドを低減する。
  4. ノンサプレッサ法では、一般に、当量電気伝導率が比較的低い有機酸を溶離液として用いる。
  5. 陰イオンだけでなく、陽イオンの分析にも用いられる。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

イオンクロマトグラフ法はその名の通り、イオン交換を利用して各成分を分離させます。それなのに、充塡剤に極性のないガラスビーズや活性炭を用いてしまうと、イオン交換ができません。

実際に用いられる充塡剤は、「イオン交換樹脂」です。

コメント