H30年 水質有害物質特論 問6 問題と解説

紺青法によるシアン排水処理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 鉄シアノ錯体に鉄(Ⅲ)塩を添加し、難溶性鉄シアン化合物を生成して、沈殿除去する。
  2. 添加する鉄が不足すると凝集沈殿後の処理水に着色が残る。
  3. 溶液のpHが上がると水酸化鉄と可溶性の鉄シアノ錯体に分解するため、固液分離はpH5~6の弱酸性で行う。
  4. 通常、アルカリ塩素処理後に適用される。
  5. 鉄塩の薬注制御に、DO計を使用することが可能である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

紺青法は、2価の鉄塩を添加して難溶性塩を生成して、沈殿除去する方法です。具体的にはFeSO4・7H2Oが用いられます。

よって、(1)の「鉄(Ⅲ)塩」が誤りで、正しくは「鉄(Ⅱ)塩」です。

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