H30年 水質概論 問6 問題と解説

公共用水域の水質の現状(環境省平成27年度公共用水域水質測定結果による)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 環境基準を超過した健康項目は、ひ素、ふっ素、カドミウムなどの7項目である。
  2. 河川のBOD環境基準達成率は、90%を超えている。
  3. 海域のCOD環境基準達成率は、60%を超えている。
  4. 湖沼のCOD環境基準達成率は、50%を超えていない。
  5. 海域の全窒素・全りんの環境基準達成率は、80%を超えている。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

(1)は正しい記述です。しかし、ひ素、ふっ素、カドミウムなどは毎年該当するものの、7項目かどうかは年によって異なります。そのため、本番の試験でこのような選択肢が出たら、一旦保留にしておくのが現実的だと思います。

(2)~(4)について、河川のBODは例年90%台、海域のCODは例年80%程度、湖沼のCODは例年50%台といった傾向が見られます。そのため、(2)と(3)は正しく、(4)が誤りであると判断できます。

(5)は例年80%台です。よって、これも正しい記述です。

毎年似たような傾向が続いていますが、環境基準の達成率に関する最新の数値をこちらのページにまとめたので、特に試験前には必ず確認しておいてください。

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