H29年 大気特論 問14 問題と解説

JISによる排ガス中の二酸化硫黄連続分析法の紫外線吸収分析計に関する記述中、(ア)~(エ)の中に挿入すべき語句の組合せとして、正しいものはどれか。

図に示すように、紫外線領域には、( ア ):SO2、( イ ):NO、( ウ ):NO2の吸収スペクトルがあり、波長( エ )nmの吸収量の変化を測定することで、排ガス中のSO2の濃度を連続的に求めることができる。

  (ア) (イ) (ウ)  (エ)

  1. A  C  B  215~226
  2. B  A  C  215~226
  3. B  C  A  330~400
  4. C  A  B  280~320
  5. C  B  A  280~320

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

紫外線吸収方式におけるSO2の波長は280~320nmです。ただし、この範囲はNO2の波長域と重なっているため、NO2の濃度が高い場合には、これが妨害物質となります。

以上を踏まえると、(エ)には「280~320」が入り、この範囲が吸収スペクトルとなっているCがSO2なので、(ア)が「C」となります。

また、この範囲に吸収が見られるのはBなので、NO2である(ウ)には「B」が入り、残るNOである(イ)が「A」となります。

以上から、(4)が正解です。

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