重金属排水の処理において、重金属と錯体を形成することにより処理を阻害する物質として、誤っているものはどれか。
- 酒石酸
- EDTA
- しゅう酸
- アンモニア
- 硝酸マグネシウム
正解 (5)
解 説
有機酸(有機化合物の酸)やアミン類(アンモニア含む)は重金属と錯体を形成するものが多いです。
有機酸の具体例としては、(1)の酒石酸や(3)のしゅう酸、くえん酸、酢酸などが挙げられます。
アミン類の具体例としては、(4)のアンモニアのほか、エチレンジアミンやトリエタノールアミンなどが挙げられます。
また、(2)のEDTAはエチレンジアミン四酢酸(Ethylene Diamine Tetraacetic Acid)という有機酸とアミンを兼ね備えた化合物なので、優秀なキレート剤(金属と錯体を形成するもの)となります。
よって、残る(5)の硝酸マグネシウムが正解です。
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