H28年 大気特論 問11 問題と解説

アンモニア接触還元法に用いる触媒に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 白金系触媒は、SOx存在下でも高い活性を保つ。
  2. 担体として硫酸塩化されにくい酸化チタン(Ⅳ)が用いられている。
  3. ダストによる閉塞防止と圧力損失低減のために、ハニカム状あるいはプレート状の触媒が用いられる。
  4. 酸化タングステン(Ⅵ)や酸化モリブデン(Ⅵ)を加えると、硫酸水素アンモニウムの析出を抑制できる。
  5. 燃焼装置によって差異はあるものの、寿命は5~10年程度である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

Pt(白金)系触媒はSOxで被毒されやすい触媒です。そのため、SOxを含む排ガスを処理する場合は、酸化チタンを担体とした酸化バナジウム触媒を用いるのが有効です。

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