H28年 大規模大気特論 問9 問題と解説

我が国の石炭火力発電所に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. ミルで微粉化した石炭をバーナーで燃焼する方式がほとんどである。
  2. 石炭の産地や炭層が変わればその性状が変化し、それらの特性を考慮して排煙処理設備を検討する必要がある。
  3. ボイラー出口の排ガス中には、一般に10~20g/m3N程度のばいじんが含まれる。
  4. 低低温形電気集じん装置は、電気集じん装置の運転温度を90℃近辺まで下げ、ばいじん捕集性を高めた装置である。
  5. 石炭火力発電は、重油焚き火力発電に比べて、発電量当たりの二酸化炭素排出量が少ない。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

昔は石炭を使って発電するのが主流でしたが、時代とともに石炭から石油へ、石油から天然ガスへと燃料が変化しています(完全に石炭が天然ガスに取って代わったわけではなく、主流が変化しているという意味です)。

これは、石油のほうが石炭よりも発電効率が高く、CO2排出量、NOx排出量、SOx排出量のいずれもが少なく、クリーンな燃料であるからです。同様に、天然ガスのほうが石油よりもさらに発電効率が高く、CO2排出量、NOx排出量、SOx排出量もより少なくなります。

よって、石炭火力発電と重油焚き火力発電とを比べると石炭火力発電のほうが発電量当たりの二酸化炭素排出量が多いので、(5)の「少ない」が誤りで、ここは「多い」とするべきです。

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