H27年 大気有害物質特論 問3解説

ガス吸収に関する記述中、(ア)~(ウ)の中に挿入すべき語句の組合せとして、正しいものはどれか。

水に比較的( ア )ガスの溶解については、ヘンリーの法則は成立しない。しかし、これらのガスでも分圧が( イ )場合には近似的にヘンリーの法則に従うとみてよい。ヘンリー定数は一般的に温度が( ウ )と大きくなる。

   ア     イ   ウ

  1. 溶けやすい  低い  高い
  2. 溶けにくい  高い  低い
  3. 溶けやすい  高い  高い
  4. 溶けやすい  低い  低い
  5. 溶けにくい  低い  高い

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

ヘンリーの法則というのは、「溶液中のガスの分圧は溶液中のガス濃度に比例する」というものです。また、この際の比例定数はヘンリー定数と呼ばれます。

ただし、この法則が成り立つのはガスが水に溶けにくい場合だけです。水に溶けやすいものは、溶液中でそのガス圧を示さなくなってしまうので、ヘンリーの法則に従いません。よって、(ア)には「溶けやすい」が入ります。

とはいえ、水に溶けやすいガスでも、分圧が低いうちは、ヘンリーの法則の通り比例関係が見られます。よって、(イ)には「低い」が入ります。

最後に、ガスの濃度が変わらなくても温度が高くなるとガスは膨張するのでガス圧が大きくなります。つまり、温度が上がるほどヘンリー定数(比例定数)が大きくなるということです。よって、(ウ)には「高い」が入ります。

コメント