H27年 大気概論 問9 問題と解説

二酸化硫黄(SO2)及びその健康影響に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. SO2は水に易溶性なので上部気道で吸収されやすい。
  2. SO2が生体内の水に溶けると解離して、水素イオン、亜硫酸水素イオンと亜硫酸イオンが発生する。
  3. 生体に吸収されたSO2のほとんどは、肝臓で解毒され、硫酸塩となって尿中に排泄される。
  4. 1952年に米国のロサンゼルスでは、気温逆転によってSO2濃度が平時の6倍に達し、例年の同時期に比べると約4000人が過剰死亡したといわれている。
  5. 1960年代に四日市地区ではぜん息様症状の有症率が増加し、SO2との関係が問題になった。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

(4)の内容は「ロサンゼルス事件」ではなく、「ロンドン事件」の説明になっています。

ロサンゼルス事件は1955年に起こった高温を伴う大気汚染によって死亡者が増加したという事件ですが、今では死亡の原因の多くは大気汚染というよりもむしろ高温のほうだったと考えられているため、公害として扱われない傾向にあります。

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