H27年 大気概論 問7 問題と解説

都市大気中の微小粒子状物質(PM2.5)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. PM2.5に含まれている主な陰イオンとして、硫酸イオン、硝酸イオンなどがある。
  2. PM2.5に含まれている主な陽イオンの一つとして、アンモニウムイオンがある。
  3. PM2.5に含まれている元素状炭素の主な発生源は、ガソリン自動車と考えられている。
  4. PM2.5に含まれている有機炭素化合物(OC)には、有機溶媒に可溶な成分と水溶性の成分がある。
  5. 主要な水溶性のOCとして、シュウ酸などの低分子ジカルボン酸が知られている。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

(3)は、「自動車」ではなく「ガソリン自動車」と表記されているあたり、あからさまに怪しいのですが、元素状炭素の主な発生源として正しいのは「ガソリン自動車」ではなく「ディーゼル自動車」です。

現在ではディーゼル自動車対策が進んでいて、だいぶ数も減ってきているので、元素状炭素の発生も少なくなっています。

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