H27年 大気概論 問3 問題と解説

大気汚染防止法の特定物質に該当しないものはどれか。

  1. 一酸化炭素
  2. 一酸化窒素
  3. 二酸化窒素
  4. 二酸化硫黄
  5. 二硫化炭素

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

大気汚染防止法での特定物質は以下の28種です。

  1. アンモニア
  2. 弗化水素
  3. シアン化水素
  4. 一酸化炭素
  5. ホルムアルデヒド
  6. メタノール
  7. 硫化水素
  8. 燐化水素
  9. 塩化水素
  10. 二酸化窒素
  11. アクロレイン
  12. 二酸化硫黄
  13. 塩素
  14. 二硫化炭素
  15. ベンゼン
  16. ピリジン
  17. フェノール
  18. 硫酸(三酸化硫黄含む)
  19. 弗化珪素
  20. ホスゲン
  21. 二酸化セレン
  22. クロルスルホン酸
  23. 黄燐
  24. 三塩化燐
  25. 臭素
  26. ニッケルカルボニル
  27. 五塩化燐
  28. メルカプタン

これを知っておくと答えがすぐ出せる問題がたまに出るので(この問題もそうです)、できれば覚えたいところです。特に上記のうち、1~19(アンモニアから弗化珪素まで)を知っておけば解ける場合が多いです。

また、選択肢(2)の一酸化窒素(NO)は、空気中の酸素と反応してすぐに二酸化窒素(NO2)に酸化されます。そのことを知っていれば、空気中ですぐに変換されてしまう一酸化窒素(NO)を特定物質として規制する意味はなく、酸化したあとの二酸化窒素(NO2)についてだけ気にすれば良いはずだ、という判断で答えを出しても良いと思います。

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