H27年 大気概論 問1 問題と解説

大気の汚染に係る環境基準に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 二酸化いおうについては、1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値0.1ppm以下であること。
  2. 一酸化炭素については、1時間値の1日平均値が10ppm以下であり、かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること。
  3. 浮遊粒子状物質については、1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること。
  4. 二酸化窒素については、1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。
  5. 微小粒子状物質については、1時間値の1日平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1年平均値が35μg/m3以下であること。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

微小粒子状物質の環境基準は、「1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること。」です。

問題文のように、1日平均値が15以下というのを守れるなら、1年の平均が35以下になるのは当然です。つまり、長い期間のほうが基準が厳しくないとおかしいです。

環境基準の数値やその達成率については頻出なので、こちらのページにまとめています。ぜひ、併せて確認してください。

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