H27年 汚水処理特論 問10 問題と解説

硬度成分で飽和したイオン交換樹脂の再生を表す反応式として、正しいものはどれか。ここで、Rは樹脂母体を表す。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

硬度成分というのは、水中に含まれるカルシウムやマグネシウムのことです。イオン交換樹脂を使い過ぎてこれ以上硬度成分が吸着できなくなった状態が「飽和」ですが、食塩水(塩化ナトリウム水溶液)を流すことでイオン交換樹脂を再生させることができます。

また、陽イオン交換樹脂の活性基としてよく使われるのは、スルホン酸基(R-SO3)やカルボキシル基(R-COO)です。

以上より、(2)、(3)、(4)は塩化ナトリウムを使っていないので不適で、(5)はスルホン酸基ではないので不適です。よって、(1)が正解となります。

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