H27年 公害総論 問8 問題と解説

粒子状物質に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 固体粒子やミストなどの総称である。
  2. 固定発生源から燃焼に伴って発生するものは、ばいじんと呼ばれる。
  3. 大気中に浮遊する粒径10μm以下のものは、浮遊粒子状物質と呼ばれる。
  4. 浮遊粒子状物質濃度には、自然発生源由来の粒子状物質は寄与しない。
  5. 平成24年度における微小粒子状物質の環境基準達成率は50%以下である。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

大気中の粒子状物質のうち、粒子径が10μm以下のものを浮遊粒子状物質といいます。大きさだけが基準になるため、その発生源由来は関係なく、浮遊粒子状物質濃度にカウントされます。

よって、工場や車などの人為的発生源由来のほか、火山の噴火や黄砂の飛来などの自然発生源由来のものについても寄与します。

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