バグフィルターのろ布上に形成されたダスト層の圧力損失が、コゼニー・カルマンの式に合致する場合の記述として、誤っているものはどれか。
- ダスト層の厚さが大きくなれば、圧力損失は大きくなる。
- ダスト層の空隙率が大きくなれば、圧力損失は小さくなる。
- ダストの比表面積径が大きくなれば、圧力損失は小さくなる。
- ガスの粘度が大きくなれば、圧力損失は小さくなる。
- ガスの流速が大きくなれば、圧力損失は大きくなる。
正解 (4)
解 説
コゼニー・カルマンの式とは、ダスト層の圧力損失を表す式で、以下の通りです。
- Δpd:ダスト層の圧力損失
- L:ダスト層厚
- μ:ガスの粘度
- u:ガスの流速
- dps:ダストの比表面積径
- ε:ダスト層の空隙率
- md:ダスト負荷
- ρp:ダストの密度
この式と選択肢とを見比べると、μはΔpdと比例関係であることがわかります。つまり、ガスの粘度が大きくなれば、圧力損失も大きくなります。
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