H27年 ばいじん・粉じん特論 問1 問題と解説

粉じんの付着性に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 粒子の付着性が大きいほど、管壁に粒子が付着・堆積し、配管等の閉塞を起こしやすい。
  2. 付着の強さには、ファンデルワールス力、液架橋力、静電気力などが影響する。
  3. 粒子が大きく、比表面積が小さいほど排ガス中の水分、硫酸分などを粒子表面に取り込み、凝集しやすくなる。
  4. ダストの付着力は、ダストの成分組成で異なる。
  5. ダストの付着力は、排ガスの成分組成で異なる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

粒子が大きく比表面積が小さいと、粒子と排ガスの接触する面積が少なくなってしまうので、水分や硫酸分を取り込みづらくなり、凝集しにくくなります。

逆に、粒子が小さくて比表面積が大きいと、水分や硫酸分を粒子表面に取り込み、凝集しやすくなります。

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