すす(炎の中で生成した炭素粒子)の発生に関する記述として、誤っているものはどれか。
- すすは、1~100nmくらいの大きさで、質量割合で1~6%程度の水素を含む。
- 燃料の炭素と水素の比(C/H)が大きいものほど、すすが発生しやすい。
- 炭化水素燃焼では、脱水素や分解と同時に重合などによって次第に炭素分の多い物質になる。
- 重油の噴霧燃焼では、油滴が蒸発した後に炭素が残る。これをスノースマットという。
- 大形ボイラーでの微粉炭燃焼では、すすはほとんど発生しない。
正解 (4)
解 説
(4)の説明は「スノースマット」ではなく、「セノスフェア」のことです。
スノースマットは、すすを核として、燃料中の硫黄から生じた硫酸を吸着し、酸露点温度付近で雪状に成長したものをいいます。
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