H26年 水質概論 問6 問題と解説

最近数年間における閉鎖性水域の環境基準達成率の現状に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 湖沼における「全窒素」の達成率は、「全りん」の達成率より高い。
  2. 湖沼における「全窒素・全りん」の達成率は、ほぼ横ばいで推移している。
  3. 海域における「全窒素」の達成率は、湖沼における達成率よりも高い。
  4. 海域における「全窒素・全りん」の達成率は、80%を超えている。
  5. 海域における「全りん」の達成率は、ほぼ横ばいで推移している。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

(1)について、湖沼での全窒素は達成率が低く、13%くらいを推移しています。一方、全りんの達成率はそれよりも高く、50%を少し超える程度となっています。

(2)について、達成率は大体50%くらいです。

(3)で、海域での全窒素は達成率が高く、約90%で横ばいです。湖沼での達成率は(1)の解説の通り13%前後なので、海域のほうが達成率は高くなっています。

(4)で、達成率は80%~85%くらいを推移していますので、80%を超えています。

(5)は、達成率90%弱を推移しています。

環境基準の達成率に関する最新の数値はこちらのページにまとめてあります。

コメント