嫌気処理法に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 発酵槽の攪拌に、生成ガスの一部を液中に吹き込むガス攪拌方式がある。
- 高温発酵法は、53~55℃程度に最適温度をもつ。
- メタン発酵の中間生成物であるプロピオン酸の濃度が高い場合、メタン生成菌に阻害を及ぼす。
- 原水中に炭水化物が多く含まれていると、その分解によりアンモニアが発生し、発酵阻害を受けやすい。
- 嫌気処理の最適pHは6~8の範囲内にある。
正解 (4)
解 説
アンモニア(NH3)が多く発生する原因は窒素原子(N)ですが、炭水化物に窒素が含まれていることはあまりないです。成分中に窒素を多く含むのは、「炭水化物」ではなく「タンパク質」です。タンパク質が多いと、分解されてアンモニアとなり、アンモニアによって発酵阻害作用が生じます。
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