H25年 ばいじん・粉じん特論 問10 問題と解説

バグフィルターの維持管理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 湿りガス等が残留している場合があるので、システム内のガスを空気で置換した後、起動する。
  2. ダスト一次付着層の未形成のため、バグフィルター出口でのダスト濃度が高いと予測される場合、事前にプリコート粉を供給することがある。
  3. 金属溶解などで発生する高温ガスを処理するバグフィルターの保守点検では、エアパージした後、有害ガスの有無を検知し、保守点検を始める。
  4. 凝縮性ガスの処理では、バグフィルター入口に流入するガスの温度を露点以下に設定する。
  5. 腐食性ガス等が残留している場合があるので、バグフィルターでは、ばいじん発生施設の停止後も約10分間程度は送風を継続する。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

ガスの温度を露点以下にしてしまうと、ガスが液体になり(=凝縮)、バグフィルター損傷や煙道腐食の原因となります。よって、ガスの温度は露点よりも高くして、ガスのままでいられるようにする必要があります。

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