H24年 大気有害物質特論 問3 問題と解説

充塡塔に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 表面積の大きな充塡物を詰めた塔内に液を下部から流し、ガスと並流に接触させる。
  2. 充塡物にはラシヒリング、テラレットパッキングなどが用いられる。
  3. ガスの圧力損失には、充塡物の種類や大きさが関係している。
  4. ガス流量一定で液の流量を増加させると、充塡層内の液の保有量、すなわちホールドアップが増加して、ガスの圧力損失が大きくなる。
  5. ホールドアップが急激に増加し、ガスが液中に分散して上昇するようになる現象をフラッディングという。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

(1)には「液を下部から流し、ガスと並流に接触させる」とありますが、正しくは「液を上部から流し、ガスと向流に接触させる」です。

並流だと、ガスと液が同じ向きに移動しているため、なかなかガスと液が接触しないという問題が生じて効率が悪くなります。

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