石灰スラリー吸収法と水酸化マグネシウムスラリー吸収法との比較に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 両吸収法とも、SO21molに対し、1molの吸収剤が必要である。
- 石灰スラリー吸収法では5~15%、水酸化マグネシウムスラリー吸収法では5~10%の吸収剤を含むスラリーが用いられる。
- 両吸収法とも、石こうを副生することができる。
- 石灰スラリー吸収法のほうが、スケールは生成しにくい。
- 石灰スラリー吸収法は大形ボイラーに、水酸化マグネシウムスラリー吸収法は中・小形ボイラーによく用いられる。
正解 (4)
解 説
水酸化マグネシウムスラリーのほうがスケールはできにくいです。その理由は、生成塩であるMgSO3やMg(HSO3)2は比較的水に溶けやすいためです。この性質は水酸化マグネシウムスラリー吸収法を選ぶ際のメリットとなります。
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