H24年 大気概論 問5 問題と解説

長期的評価に基づく環境基準の達成率に関する記述に該当する大気汚染物質はどれか。

平成21年度は一般環境大気測定局で98.8%、自動車排出ガス測定局で99.5%であり、平成20年度に比べて一般大気測定局で0.8ポイントの低下、自動車排出ガス測定局で0.2ポイント改善した。

  1. 二酸化硫黄
  2. 一酸化炭素
  3. 浮遊粒子状物質
  4. 二酸化窒素
  5. 光化学オキシダント

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

問題文は選択肢(3)の浮遊粒子状物質についての記述です。

(1)の二酸化硫黄は、一般局で99%以上、自排局では100%です。自排局の100%というのが特徴的です。

(2)の一酸化炭素は、近年は一般局・自排局ともに100%が続いています。

(4)の二酸化窒素は、一般局では100%、自排局で99%以上です。二酸化硫黄とは逆の傾向です。

(5)の光化学オキシダントは、一般局で0.5%程度、自排局で0%です。これは達成率が極端に低いです。

環境基準の達成率に関する最新の数値はこちらのページにまとめてあるので、確認してください。

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