H24年 水質概論 問6 問題と解説

環境省の平成21年度の地下水の水質測定結果に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 検出されなかった項目には、全シアン、アルキル水銀、PCB、ベンゼンなどがある。
  2. 調査対象井戸のうち、環境基準を超過した項目が1項目以上あった井戸は、250本で、超過率は5.8%であった。
  3. 環境基準を超過した項目には、ひ素、ふっ素、鉛、ほう素などがある。
  4. 環境基準の超過率が最も高い項目は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素であった。
  5. 要監視項目のうち、指針値を超過した項目はなかった。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

要監視項目のうち、H21年度に指針値を超過した項目は、全マンガンとウランです。この2つはH22年度もH23年度もH24年度も超過しています。

ただし、H21~H23年度に超過したのは全マンガンとウランの2種類だけでしたが、H24年度には、全マンガンとウランに加えて、フェニトロチオンの超過も見られました。

とはいえ、細かいことまでは問われないと思うので、要監視項目については全マンガンの超過率が高いことだけ知っていれば充分だと思います(ちなみに超過率は全マンガンが毎年1割程度で、ウランは1%程度かそれ以下、フェニトロチオンも0.3%程度です)。

地下水質測定結果の最新の数値はこちらのページにまとめてあります。

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