H24年 水質概論 問3 問題と解説

水質汚濁防止法に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。

(1)排出水を排出し、又は特定地下浸透水を浸透させる者は、環境省令で定めるところにより、当該排出水又は特定地下浸透水の汚染状態を測定し、(2)その結果を記録し、これを保存しなければならない。

総量規制基準が適用されている(3)指定地域内事業場から排出水を排出する者は、環境省令で定めるところにより、当該排出水の汚濁負荷量を測定し、(2)その結果を記録し、これを保存しなければならない。

これらいずれかの規定に違反して、(4)記録をせず、虚偽の記録をし、又は記録を保存しなかった者は、(5)10万円以下の過料に処する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

問題文の1文目と2文目は、水質汚濁防止法第14条1項と2項です。この項の本文は以下の通りとなります。

排出水を排出し、又は特定地下浸透水を浸透させる者は、環境省令で定めるところにより、当該排出水又は特定地下浸透水の汚染状態を測定し、その結果を記録し、これを保存しなければならない。

総量規制基準が適用されている指定地域内事業場から排出水を排出する者は、環境省令で定めるところにより、当該排出水の汚濁負荷量を測定し、その結果を記録し、これを保存しなければならない。

問題文の3文目は、水質汚濁防止法第33条3項です。この項の本文は以下の通りとなります(一部改変)。

これらいずれかの規定に違反して、記録をせず、虚偽の記録をし、又は記録を保存しなかった者は、30万円以下の罰金に処する。

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