水銀排水の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 硫化物法では、Fe(Ⅱ)、Fe(Ⅲ)の併用により、S2-をHgSに対して小過剰に保持することができる。
- 硫化物法だけで、排水基準値以下まで容易に処理することができる。
- 水銀キレート樹脂で高度な処理を行うときは、少量の塩素を添加するとよい。
- 水銀キレート樹脂は、一般的に硫黄系の官能基を有している。
- 有機水銀排水は、塩素により酸化分解して完全に塩化物とした後、処理する。
正解 (2)
解 説
硫化物法は水銀を濃いめに含んでいる排水の処理に有用ですが、基準値以下まで一気に下げることは難しいです。
そのため、硫化物法で大雑把に水銀を除去して、後処理として吸着法などを行うのが一般的です。
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