生物処理装置の維持管理に関する記述として、誤っているのはどれか。
- 活性汚泥処理装置では、曝気槽内の溶存酸素濃度を1mg/L程度以上に保つ。
- 活性汚泥処理装置で硝化を行うには、水温20℃の場合、安全をみて汚泥滞留時間は7~10日以上とする。
- 生物膜処理装置では、生物膜の表面積ではなく、処理装置内の全微生物量に基づき負荷を設定する。
- 二相嫌気性処理装置の酸生成槽では、アルカリを添加し、出口のpHを5以上に保つ。
- 嫌気性処理装置では、処理水中の汚泥量と処理槽内部の汚泥界面高さを監視して、汚泥の流出がないことを確認する。
正解 (3)
解 説
生物膜処理装置では、生物膜の表面積に基づいて負荷を設定する必要があります。
これは、反応が好気的に行われるため、酸素を含んだ水と触れている部分(表面積)が大事なのであって、水に触れていない内部ではほとんど処理が進まないので、重量がいくらあっても処理能力としては役立たないためです。
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