H23年 大規模大気特論 問7 問題と解説

大規模設備におけるプロセスの温度に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 製油所では、原油は常圧蒸留装置で沸点の差により、ガス、LPG、ナフサ、灯油、軽油及び残油留分に分離される。
  2. 火力発電用ボイラー排ガスは、白煙対策のため、ガス-ガスヒーターで約90℃に再加熱され、煙突に送られる。
  3. セメント工場のロータリーキルンの中では、最高1000℃程度に加熱される。
  4. ごみ焼却炉設備では、バグフィルターによるダイオキシン類の除去効果を高めるため、排ガス温度は低温化される傾向がある。
  5. 製鉄所のコークス炉では、粘結性の強い石炭が約1000℃で乾留される。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

1000℃という数字は、選択肢(5)にもあるようにコークス炉の乾留の際の温度です。

選択肢(3)にあるセメント工場のロータリーキルンでは、最高で1450℃程度まで熱します。

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