煙突排ガスの上昇高さに関する記述として、誤っているものはどれか。
- 吐出速度が大きいほど高い。
- ガス量が大きいほど高い。
- 大気安定度が不安定では、安定より低くなる。
- 煙突出口高さにおける風速が速いほど低い。
- 排ガス温度が高いほど高い。
正解 (3)
解 説
大気は普通、温暖な大気が高くに上がりやすく、寒冷な大気が低いところに下がりやすくなっています(大気に限らず、水などでも同様ですが)。
そこで、大気が安定な状態というのは、高いところに暖かな大気が、低いところに冷たい空気があるときで、大気の動きが少ない状態を指します。大気の動きが少ないため、排ガスもあまり暴れず、上昇高さは低めになります。
一方、大気が不安定な状態というのは、高いところに冷たい大気が、低いところに暖かい空気があるときで、下の大気は上に、上の大気は下に移動しようとするため、大気が動き回っている状態です。そのため、排ガスも暴れ、上昇高さが高くなります。
よって、選択肢(3)の記述は逆です。
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