水酸化マグネシウムスラリー吸収法に関する記述として、誤っているものはどれか。
- アルカリ溶液吸収法で使用するNaOHに比べ、Mg(OH)2の薬品単価が安い。
- Mg(OH)2は弱アルカリ性で、毒性、腐食性もほとんどない。
- 反応後の生成塩の溶解度は、Mg(OH)2に比べて小さい。
- MgSO3、Mg(HSO3)2を含むスラリーをそのまま放流すると、水域の化学的酸素消費量を増大させる。
- 中小形産業用ボイラーに適している。
正解 (3)
解 説
生成塩であるMgSO3やMg(HSO3)2は比較的水に溶けやすいです。この性質によってスケーリングが起こりづらくなるので、水酸化マグネシウムスラリー吸収法を選ぶ際のメリットとなります。
よって、(3)の説明は逆で、生成塩の溶解度はMg(OH)2に比べて大きいです。
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