H22年 汚水処理特論 問24 問題と解説

フェノール類を測定するために、試料250mLを前処理(蒸留)して留出液の最終液量を250mLとした。この留出液100mLをとり、4-アミノアンチピリン吸光光度法で測定したところ、吸光度は0.210であった。標準液について以下のような結果が得られたとすると、試料中のフェノール類濃度(mg/L)はおよそいくらか。

(フェノール標準液、μg/100mL) (吸光度)

  •  0     0.000
  •  50     0.070
  • 100     0.140
  • 200     0.280
  1. 1.5
  2. 3.8
  3. 150
  4. 380
  5. 1500

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

標準液の濃度と吸光度の関係は、いずれも

となっているので、これは傾きが0.0014の直線になります。問題文より、求めたい試料の吸光度が0.210なので、試料の濃度は以下のように求めることができます。

ここで、単位に注意してください。今わかっているのは100mLあたりのμgなので、これを、1Lあたりのmgに直します。

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