H22年 汚水処理特論 問22 問題と解説

BODの検定方法に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 測定は25℃で5日間培養して行う。
  2. 窒素系化合物の酸化による酸素消費はBODに含めない。
  3. 直ちに測定できないとき、試料は0~10℃の暗所に保存し、できるだけ早く試験する。
  4. 希釈水には、5日後の酸素消費が2mg/L以下に調製されたものを用いる。
  5. 最初の溶存酸素の50~90%が消費された試料を用いてBODを求める。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

(1)について、BODの測定は、20℃で5日間培養です。

(2)は、これもBODに含めます。BODとは、水中の好気性微生物によって消費される溶存酸素量なので、窒素や炭素などの原子による区別はありません。

(4)は、酸素消費が「2mg/L以下」ではなく、「0.2mg/L以下」です。

(5)は溶存酸素の消費割合が「50~90%」ではなく、「40~70%」です。この「40~70%」を知らないと解けない計算問題などもたびたび出題されているので、これはぜひ覚えておきたい数字です。

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