H22年 汚水処理特論 問13 問題と解説

生物膜法に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 活性汚泥法に比べて、阻害性物質の流入や負荷変動に対して抵抗力が弱い。
  2. 活性汚泥法に比べて、SSの除去能力が高い。
  3. 散水ろ床法には、ハエの発生と臭気の問題や、除去率が低いといった欠点がある。
  4. 回転接触体法では、衛生害虫や臭気問題は発生しないので、覆いは不要である。
  5. 好気ろ床法には上向流式のものはない。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

(1)で、生物膜法は活性汚泥法よりも阻害性物質の流入や負荷変動に対して抵抗力が強いです。

(2)について、これは生物膜法のほうが活性汚泥法よりも劣っている点で、SSの除去能力が低いです。

(4)は、衛生害虫も臭気問題も両方とも問題となりうるので、覆いはあったほうが望ましいです。

(5)で、好気ろ床法には上向流式も下向流式もあります。

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