H22年 公害総論 問1 問題と解説

環境基本法に規定する環境の保全上の支障を防止するための経済的措置に関する記述中、(ア)~(オ)の中に挿入すべき語句(a~g)の組合せとして、正しいものはどれか。

国は、(ア)を行う者に対し適正かつ公平な(イ)を課すことによりその者が自らその(ア)に係る環境への負荷の低減に努めることとなるように誘導することを目的とする施策が、環境の保全上の支障を防止するための有効性を期待され、国際的にも推奨されていることにかんがみ、その施策に関し、これに係る措置を講じた場合における環境の保全上の支障の防止に係る効果、我が国の経済に与える影響等を適切に調査し及び研究するとともに、その措置を講ずる必要がある場合には、その措置に係る施策を活用して環境の保全上の支障を防止することについて(ウ)と協力を得るように努めるものとする。

この場合において、その措置が(エ)のための施策に係るものであるときは、その効果が適切に確保されるようにするため、(オ)に配慮するものとする。

  1. 負荷活動
  2. 環境への負荷
  3. 国際的な連携
  4. 地球環境保全
  5. 経済的な負担
  6. 国民の理解
  7. 汚染活動

 (ア) (イ) (ウ) (エ) (オ)

  1. g  e  c  b  d
  2. a  e  f  d  c
  3. a  e  f  b  d
  4. g  b  c  d  c
  5. g  b  f  d  c

正解 (2)

問題文は、環境基本法第22条2項です。この項の本文は以下の通りとなります。

国は、負荷活動を行う者に対し適正かつ公平な経済的な負担を課すことによりその者が自らその負荷活動に係る環境への負荷の低減に努めることとなるように誘導することを目的とする施策が、環境の保全上の支障を防止するための有効性を期待され、国際的にも推奨されていることにかんがみ、その施策に関し、これに係る措置を講じた場合における環境の保全上の支障の防止に係る効果、我が国の経済に与える影響等を適切に調査し及び研究するとともに、その措置を講ずる必要がある場合には、その措置に係る施策を活用して環境の保全上の支障を防止することについて国民の理解と協力を得るように努めるものとする。

この場合において、その措置が地球環境保全のための施策に係るものであるときは、その効果が適切に確保されるようにするため、国際的な連携に配慮するものとする。

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